(C)2002-2*** USAGI-CHANG RECORDS. All Rights Reserved.




<筆者profile>


AKIRA SUZUKI
'76年生まれ/AB型
USAGI-CHANG RECORDS代表
<favorite>
(deep) house/chill out/balearic等々...近年のエレクトロも少々。Coolで透明度の高いサウンド、ヨーロッパの中でも特にUKの音を好む傾向にあります。
SMD/Star You Star Me/
Ewan Pearson/deetron/
GusGus/Lindstrom/
Winding Road Records/
Compost Black Label/
Bear Funk/
Cr2 Records/
Nu Groove/etc...

<SNS(USAGI-CHANG)>
mixi / myspace
<demo>
1/2/3/4/5
「Petit murmure d'aujourd'hui」MISSWONDA  「虹の彼方へ」未知(macdonald duck eclair)
「microckのツッパリ西遊記 コンソメ味」micro mach machine

「Latest Review」AKI (USAGI-CHANG RECORDS)  
6/30(土)
今日はこないだちょっとお知らせしたイベントに行ってきます。
いやーそれにしても最近やっぱし音楽のことで思うこといっぱい。前からたまに書いてたかもしれないんだけど、昨今一番思うのはやっぱ音楽の新旧の感覚について。このカオス状態ホントすごいですよ、皆気付いてるのかなぁ。例えば僕の周りのミュージシャンとか音楽関係者とか、やっぱり各々「アレは古いコレは古い」とか評論として言うんだけど、その感覚にも統一感が無くなってきてるんですよね。例えばアーティストAがアーティストBのスタイルを古いと言えばアーティストBはアーティストCのことを古いと言ってる。そしてアーティストCはアーティストDを・・・、となって共有出来ない結果を「各々の趣味の問題」で片付けるしかない状況。でもホント誰もわかんないような時代になったんですよね、ある意味のものは横一列に並んでるとも言えるし。だから評価についてもわけがわからないですよ、「コレは古いだろー」って思ってたものが意外に売れたりして、しかもかっこいいカタチの売れ方・評価だったりして、他にかっこいいと思ってたアーティストとコラボレーションなんかもしたりして、そうなると見え方も変わってくるから、よくわからなくなってきたり。僕自身もその辺の考え方について改めてよく考察したいと思ってる所。どう考えたら一番いいのか。とりあえず「アレは古いコレは古い」っていうのを思うことは価値観を保ったりする為に必要なんだけど、90年代いっぱいくらいまでのそれと同じ考え方ではもう通じなくなってることは認めざるをえない事実だと思うんです。90年代の頃の感覚で「アレは古いコレは古い」って言ってること自体が古いことになっちゃうのかもしれん。これは確実にインターネットの恩恵と引き換えに出た弊害ですよね、気付いてる人は皆言ってるけど。だからとりあえずall okってことでは無いんですが「アレは古いコレは古い」って思う時に1歩引いて考えてみようよ、っていうのをとりあえず周りの人から話しはじめなきゃイカンのかなと、思っております。でもこれは難しいなぁ、ただ寛容になってもアーティストじゃない気しますしね。僕もそう思っても「こんなのありえんわ」っていうのいっぱいあるし(笑)。
しかし近年じょじょに自分が「不偏的な美感」みたいな所に向かっている傾向があって、これはやっぱこういうわけのわからなさとか速度感に疲れた結果の表れかなとか思ってます。「新し過ぎず古くない、深く良い」みたいなのが一番目指す所だ。目新しい新鮮な感覚の強いものはどうしても賞味期限が短くなるんですよね、これはもう特性上しょうがないことだと思います。だからってそういうものが意味が無いわけじゃないし、普遍的なものを目指すからって5年も10年も前の感覚で止まってていいわけじゃないので、ちゃんと今のものを感じるアンテナは最低限はっておきたいなと。新しく出てきているものを一歩引いたスタンスで見て考えつつ、揺るがないものを作っていけたらと思っております。

Humpe & Humpe - Careless Love

80sPOPファンは必聴な感じの素晴らしい曲です。マドンナとかこんな感じかなーと思って聴いてみたら思ったより甘くなかった、みたいな人には良い気がします、甘いメロで。アルバムSwimming With Sharks(Humpe & Humpeじゃなくてこれがアーティスト名になってる)廃盤な上に、他の曲は凡庸って感じですけど。
6/29(金)
the Slits/Instant Hit

土人の歌その3(笑)。要はガールズパンクに民族(かなりエセぽい)要素あわせたNEW WAVEってことなんですが、これは一番ハードみたいですね、かなり過激な映像もあった。レインコーツはもうちとかわいくポップなイメージ。クリーチャーズはいわゆるパンク要素は無くて、ゴシックぽいNEW WAVEとか、かなりスカスカなオケでチルアウトぽい雰囲気のものとか、今はクリーチャーズが一番好き。スリッツはよく聴くと民族感が他よりレゲエ要素強いんですが、しかしレゲエには聴こえないな・・。とにかくNEW WAVE再調査すごく良かったです、最初はメロディー感で直接得られるもの(やはりギターポップよりのものになりがちですが)を主に探すつもりだったんですが、実際はやはりそっちで改めて新鮮な感じするものはほとんど無くて(でもドリームアカデミーとかロータスイーターズとか改めて聴いたらやっぱり良くって、やっぱ自分はネオアコは繊細かつしょぼ過ぎない普通のイギリス紳士的なイメージのものが基準に好きなんだなぁとわかって良かったり)、そのかわりレゲエとかエスニック要素のものとかゴシック・ポジティヴパンクとかエレクトロニカの元ネタ的になってそうなちょっと前衛的なのとかインダストリアルとか、色々あるの知ってNEW WAVEの解釈広がったのが良かった。併せてテクノポップ(とらえる角度というか概念が若干違うらしい)、ギターポップなんかの書物からもぱーっと掘り下げちゃいました。これからはハウスを基準にガラージ等ダンスクラシックスのディスコ・ソウル辺りからイタロ、いわゆるハウスのシカゴ等80s後半〜アーリー90s辺りからのもの等を再調査してこうかと思ってます。
6/28(木)
589[1]Air/Pocket Symphony (amazon)
やっばい、すっごいいい。エールってこんな良かったっけか。むしろ流行ってる全盛期の時(?)は興味無かった派でしたが、こないだ前のアルバム収録曲かな「cherry blossom girl」聴いて良かったのでそこから気になってて。このアルバム、ダウンビートで暗〜い感じで今の指向にピッタリです。

The Creatures - Miss The Girl

土人の歌その2、ということで(笑)。いやーサイコーです、なんなんでしょうかこの括りは。しかも全然違和感感じてない自分が恐い(笑)。これmyspaceとかyoutubeでちょっと聴いて面白いなーって思ってるレベルじゃないですからね。ちゃんとアルバムまで買ってます。Creaturesは2ndなのかな「Boomerang」ってやつ中古でゲット。しかしブーメランて(笑)。。自分のスピリチュアル指向のある意味の方向での極限か、みたいな感じですねこの辺は。でもアルバムはホント井上薫氏のMIXCDなんかに入ってても違和感無さそうな良い雰囲気の楽曲もいっぱい入ってるんですよ。単純に民族的なこととかわりと直接的なこと、バレアリックとかハマった辺りから通じてることなんだなと普通に納得してしまいました。

お知らせ
今週の土曜のフューチャーポップ☆ラウンジというイベントに呼んで頂いて出させてもらうことになりました。@新宿8bit cafe。19時くらいから。ウチ関連のレア音源や今後のデモ、最近の友達の音源などすべて周りのものだけでやろうと思ってます。今の指向が上記にもあるように、、という感じなので、全然イベント主旨と違くなってしまいそうですが、other sideということで。今後のメインですけど。
6/26(火)
THE RAINCOATS/Don't be Mean

ジャケ画UPするよりyou tubeの直リンのほうが早いので最近そっちのほうが多めですが、これだとあまり良さがよくわからないかも、ですね。myspaceのほうで色々聴けるので知らない人はぜひチェックを。なんなんでしょうかコレはエキゾチックで土人の歌みたいです、中古でアルバム1枚買ってみましたがサイコーです。RAINCOATSたぶんその筋(どの筋?)では有名ですよねたぶん、僕も名前聞いたことありました。ハッタリでNEW WAVE全然知らなかったので、はじめてちゃんと聴いたんですけど。しかしねー、こんなこと言うとただのエロみたいだけど、やっぱとりあえず女子がやってるってだけで音楽の聴ける率というか楽しめる率僕の場合は相当上がってますね。だってこれ、このノリで男がやってたらヤダもん。ホントこれイイです、超オススメ。僕はMovingってアルバムの再発されてるやつが廃盤になっちゃってるやつを中古で買いました。
6/25(月)
age of chance - who's afraid of the big bad noise

メロディアスなのばかり聴いてると反動で逆の紹介したくなりますね。映像が80s丸出しでサイコーです。あれ、80sだよなこれ。これはNEW WAVE本で言う所のオルタナティヴ。オルタナってまたよくわからん言葉でNEW WAVE以降のロックは大半なんでもオルタナかと思ってましたが、この中では具体的にさす所があるらしい。マイブラとかはネオサイケだった。
NEW WAVE本読破しました。読破って言うか載ってるの調べられるだけ調べきった。ネットがあるとホント便利。すっごい勉強になりました。ゴシックも他にちょっといいのあったのでまた今度紹介してみます。あとインダストリアルとか自分が踏み込むこと無いだろうと思ってたアヴァンギャルドなのとかでもかっこいいのあって、新鮮な発見でした。それもまた今度。
あと今更だけどやっとこ光にしました。軽いファイル読み込むのも更に速くなって、もうADSL以降充分速いから関係無いと思ってたことがそうでもなくて。さっさと変えておけば良かったって感じです。これでネットでの試聴とかより一層速くなって調べやすくなりました。
6/22(金)
New Order- Waiting for the Sirens' Call

ニューオーダー解散!!myspace、USAGI-CHANGのTOPフレンドに持ってきてたのに1、2ヶ月くらい前に急に無くなってたから、あれ〜?と思ってたんですが。ちょこちょこ情報出てましたが遂に公に発表されたとのことです。おつかれさまでした。映像のWaiting for the Sirens' Callは事実上ラストアルバムのタイトル曲ですが、まだ現役でこんな良い曲書けてたのに残念です。思えば細かいこと抜きにしても、僕の英国的なモノへの憧れの一番核になっていたバンドな気がします。ニューオーダーに影響されて出来たメロディーはホント多かった(パクったわけじゃありません(笑))。製作が異常に長引いてますがmisswondaの次回作にもそんな曲が多数収録されるので、お楽しみに。
6/21(木)
item310799p1[1] Simian Mobile Disco/Attack, Decay, Sustain, Release (CISCO) (myspace)
シミアンモバイルディスコはそもそもシミアン(たぶんコレ)ってインディーバンドのメンバーの課外活動だった、って言うのはこないだ大嶋君に初めて聞いたんだけど、アルバム日本版を買ったのでその辺も詳しく書かれてました。音聴きながら解説読んでて、何で自分がmyspaceで聴いただけでこれはいい!って思ったのか、裏付けがよくわかりましたよ。やっぱ最近のディスコパンク→ニューレイヴ系の中ではちょっと他と違うようで、アシッドハウスリバイバルに特化したエレクトロにかなり限定されてるみたいなんですよね。他はパンク色あるものが多い中。トラックをコンパクトにまとめてポップにまとめるってとこも好きだな。アルバムはやっぱどのトラックも良かったです、トラックのセンス抜群(トータルコンプはやっぱこの辺の系ってことで若干クセ強い気がしますが、ジャスティスに比べたら平気(笑))。あとはやっぱ最近よく書いてる色感とか温度感が自分の生理的な部分に合ってるっていう、これに尽きると思います。それは最初聴いてすぐわかることだよなぁ。で、このアルバムのジャケもやっぱ緑でしょ(笑)。V2レコードが日本版出す洋楽も好きなものが多いです。しかし正直ニューレイヴって括りも最初おぉっとか思ったけど、なんか大枠としてはあまり興味無いかなぁ。まあ最近はシーンとか枠を超えて自分が反応出来るものをチョイス出来ることが面白いと思ってるので、こうやってニューレイヴはそんなに興味無いけどSMDは良かったとかcutcopyのニューオーダーとハッピーハンドバッグ足したみたいなトラック最高だったとか、でもバレアリックも好きでみたいな、こんな感じでいいかなと思ってます。

Hardfloor - Acperience 1

ハードフロア。元ネタ的なのを検索してみた。あとShamenのこのトラックかなり好きなんですが、これはもうちょっと後だったかな。そういえば今日ちょうどサノくんとマンチェ〜セカンドサマーオブラブ的な話ししてたんですよ、ミクロのトラックでそんなのがあって。たまたま。あとSimian Mobile Discoインタビュー

Tracey Thorn/Raise the Roof (iTunes)
トレイシーソーンなんと25年ぶり(!)のアルバム「Out of the Woods」より。アルバムは試聴した限りそんなに興味そそられなかったので買ってませんが、このトラックだけやたら良かったのでiTunesで買いました。ホント気持ち良いです。アルバムは試聴しかしてないからわからないけど、んー、everything but the girlの後期のアルバムとかベンワットのテックハウスレーベルBuzzin'Flyとか、あんまし打ち込みになってから良くないなぁという印象があり。90年代のドラムンベース+ボサノバのはちょっと好きなのありましたけどねー。

そういえばKathyさんにmyspaceでリクエスト出したらメール来ておぉ!って感じでした。まさかここ見てくれたんだろうか。
6/19(火)
item264940p1[1] Kathy Diamond/Diamond To You (CISCO) (myspace)
やっばい、むちゃくちゃかっこいいですわ、やっぱバレアリック最高。あと僕はキレイな声の女性Vocalってだけで2割増に好きになるので(昔はかわいい声だったけど、今はキレイな声ね)。Kathy Diamond結構前にSunshineって12"を買ってて、それが凄く好きだったんだけどアルバムもやっぱ最高でした。単純にテクノ・ハウス(アンビエント/チルアウト)、ソウルやプログレ、ラテン、ダブって各々の要素のものを個別に聴いても感じられない、このバランスで成ってるからある感覚があって、一般既存のジャンル/カテゴリに飽きた自分にはもう最高に気持ち良いです。至福って感じ。昨日土臭いものはダメみたいな話ししたんだけど、バレアリックの場合はその"いなたさ"みたいなものとキレイな音の感じがうまく混ざってて、普段ダメなはずの臭い部分が逆にフックになってひっかかりのある感じになってる。しかしこのタイプのバレアリック(言葉ではうまく説明出来ないんだけど、マイナーキー中心で、なんかプログレぽい)って瀧見さんのイメージですねーやっぱ。そういえば新しいMIXCDが出るらしい。

そんな感じでかなーりゆっくり進行ですが、着実に新しい活動へ向けての準備をしております。すごいゆっくりだけど、数ヶ月前と頭の中は随分と変わっていてやはり時間は必要なものなのだなぁと思ったり。だいたい僕何でも新しいことを始めようとしたり転機の時は準備にやたら時間かかります。SOCOPOなんかその昔、レコード会社に送る用のデモ作った後カセットテープにジャケ付けて送ろうってことで、友達に製作頼んで待ってたらそれだけで半年とか待たされたりして。その間何してんだみたいな感じですが、思い返すと更にバリバリデモ作ってたとかでは全然無かった気が。でも半年後にジャケが出来て(ていうか今思い出したらやっぱ出来ないとか言われてロゴだけ渡されたんだった。。で別の友達んとこ持ってって数日で作ってもらって)いくつかインディーズレーベルに送ってみたらすぐリリース決まったので良かったんだけど。このレーベル始める時も、やろうと思ってから実際最初のリリースに至るまで1年半くらいかかってる。今1年半くらい新譜のリリースをしてない(=ほぼ活動してない)ですが、僕にとってはそんなに長い気はしないです。なんかレーベル始める前の時のこと急に思い出した。5年前の今頃の時期、最初のコンピの準備をしていて。その時はSOCOPOのホームページがあったんだけど、もうホームページの情報をどんどんシンプルにしていって最後は日記だけみたいな感じになってて。レーベルのホームページはたしかコンピ発売の1ヶ月とかそれくらい前にOPENしたからそれまでは情報公開してなかったんだけど、そのSOCOPOの日記で何かはやりますみたいなことずっと書いてて。で、レーベルのページOPENしたら、まだどこにも告知打ってない早い段階で掲示板に「待ってました」って書き込みしてくれた人がいたんだよなぁ、あれは嬉しかった。1枚CD出して1年半以上何もしてなかった(何かしてたのかもしれないけど、たいしたことしてた記憶が無い・・)アーティストの日記をマメにチェックしてたってことでしょう、よっぽどコアファンだわアンタっていう。
ミクロのMIXしないといけないので、こんなとこで(秋のアルバム発売の前に他レーベルのコンピに1曲参加します)。
6/18(月)
aMのサイトで新曲が公開されてます、やばい。しかし最近改めて思うんだけど、音楽の趣味趣向ってホント人各々違って同じような音楽性で集まってるアーティスト同士でも実際は音の好みとか全然違ったり(今まで何等かの音の共通項があって知り合ったアーティストでも、趣味違う人のほうが全然多いんじゃないかっていうくらい)。僕なんかは自分が思ってる以上にハイファイ指向みたいなんですよね、キラキラ(ギラギラ?)したシンセ音(FM音源とか)とか好きだったり透明度の高いcoolな音像を好んだりっていう自覚は昔からありましたが、今って例えばマニーマークみたいな極端なローファイな音とかってあまり無いのでよくわからなくなっちゃってました。でもアーシーっていうのかな、泥臭かったり土の臭いがしそうな音像とか(ファンクとか?)やっぱ何か違うって思うし、何なんでしょかね、生理的な問題かと思うんだけど。スクウェアなものを好むからパキパキッって整理されて置かれてる感じが気持ちよく感じられたり、この辺はテクノ的な感じなんだろうか。食べ物に例えると昔からゼリーが好きでしたね、あのツルッとしてる感じが。透明でキレイだなーみたいな。ひんやりしてるし。特に青りんごゼリーがイイ。服も茶系統とか土っぽい色したものは人からもらったものくらいしかなくて、自分で買うとほとんど青、緑なんかになってしまうっていう、何なんでしょうかここまでの極端ぷりは。みんなそんなもんなのかな、友達ともそこまで突っ込んで話したことなかったですわ。そんな感じで極端な自分が極端に生理的に好きなモノ(音楽)しか紹介してないこの日記、意外と音楽の趣味が合う人探すのも大変なくらいなので楽しめてる人がいるのかと疑問に思ってしまうくらいなのですが、とりあえず話し戻るとaMもそんな意味で凄くツボな音なのだなぁという感じなのです。あと僕はカナイさんのようなこういうポジションの日本のクリエーターをすごく楽しみにしていて、他にも江森さんとか個人的に同じような感覚で好きな人は何人かいるんだけど、ここまでクリエイティヴィティ溢れる感覚で音を作れる人はそういないと思うのです、音楽やってる人はいっぱいいるけど。ホント数えるくらいしかいないんじゃないかなぁと。今もうこれだけ情報が出切ってる中、新鮮な感覚のする音を作るってホント難しくて、クオリティ高くても最初に聴いた時に「うわ!なんかすごい新しい感じがしてワクワクする」みたいな刺激を受けられるものってホント少ない。初めて聴く時って最初の新鮮さというものもあるけど、例えば5年前の砂原さんのworksでたまたま自分が聴き逃していたものを今初めて聴いても、やはり現在進行形なものから感じられる新鮮さは無いと思うのです。だから音楽はもはやほとんど変わっていないようでも一部のものは確実に時代の空気とリンクしていて、それを感じられた時にやっと新鮮なワクワク感みたいなものを感じ取れるのだな、と。しかしこれも趣味の問題だと考えるとそう思ってるのも僕と僕と同じような趣味で通ずる人にしかわからない感覚なのかなぁ、っていうのもあってホントよくわからなくなります。人によっては別に新しくないよって思うかもしれないし。相変わらず文を長く書くとまとめられなくなるので、おかしな感じになってるかもしれないんですが、とりあえずこんなとこで。

The Other Two/Selfish

僕と周辺のごく1部の人間には神ですが、あとはコアなニューオーダーファンくらいしか知らないっていう存在(笑)のThe Other Two。音はめちゃくちゃ悪いですが、よく映像あったなーという感じ。しかしこうして聴くとかなり典型的なギターロックのメロディーライン通ってるにも関わらず、ニューオーダー一派としてのラインを確実に感じることが出来て、それだけニューオーダーのメロディーラインは確立されてるものなのだなぁと思わされます。普通なんだけど確固たるものがありますよね。
6/15(金)
item136226p1[1]V.A./Future Sounds of Jazz - Vol. 10 (amazon) (CISCO)
compostのシリーズものでもう10作目になるそうですが(しかも発売して1年くらい経ってる)はじめて聴きました。たまたま何かをチェックしていて発見。もしかしたらこないだblack labelのほうのコンピがかなり良かったので、似たもの探していたのかもしれん、忘れました。でこれ、またしてもホント当たり!って感じでスバラシイです、ここ最近更に自分の好きなclub musicが絞れて来た感があって、非常に良質で好みなものを見つけられるようになって来てる。これなんか特に完全にリスニングでいける内容でバリエーションあるし、昔リスニングテクノで聴いてたような感覚とか、クリックやバレアリック/ディスコダブなんかで理解出来たロービートハウス的感覚の魅力とか、あとjazz/ラウンジ(クロスオーバー)的感覚が一昔前日本でよく扱われてたような、ああいうペラくてチャラいものとは全然違うもっとかっこいいものだったり、とにかく魅力満載。1、2、3、6、7、10なんかが特に好きです。7はben monoのmix。ben monoアルバムも買いましたが、まだちゃんと聴いてません。

Cocteau Twins/Aloysius Sanctuary

またしてもコクトーツインズで。これは2枚目くらいのアルバムからかな。こないだのはもっと後のでメジャーぽくなったと言われてた時期のだったと思います。こっちのほうが本質だとか言われてますが、僕はどっちも好きです。コレなんかも同時期だったと思う、なんか映像違うぽいけど。。コレとかコレは後だと思う。コレはよくわかりません、とりあえずどれも好き。

Funk D'Void/Blood (Andy Catro Mix) (iTunes)
SOMAなどでリリースしているFunk D'Voidの何かのコンピ収録のトラック。たまたま発見。
6/14(木)
Au Revoir Simone/Fallen Snow

こんなにトラディショナルなタイプのインディーポップ(ホントはこっちのほうがもっとそれらしいんだけど、何故かリンク貼れなかったので)とディスコパンクなんかが同一線上に並ぶっていう、2000年代(後半)はやはりある意味何でもアリと改めて思わされます。良いものは良いっていう意味の何でもアリならいいな、と。
しかしよーく聴くとちゃんとUSからヨーロッパ見てるのがわかりますよね、90年代からそのタイプのバンドっていたけど、なんか出ますよね、先入観かもしんないけど。。いややっぱソフトロックとか元なわけですもん、例えばAnthony Adverseとか逆だったわけですよね。まあその辺(elとか)の影響を受けてそうな気もするんだけど。って自分で言っててよくわかんなくなってきた。。
そんな理屈よりこのガーリーな雰囲気をぜひ御堪能あれ、ということで。

Anthony Adverse/The Incredible Anthony Adverse (iTunes)
で、そのそれ。たぶんiTunesでしか試聴出来ないと思うので。スバラシイ内容です。こっちのアルバムもなかなか良いです。

Dave Stewart & Barbara Gaskin/Up From The Dark
Dave Stewart & Barbara Gaskinホントにスバラシイので何でどのタイトルも廃盤になってるのかなって感じです。どこにも試聴ありませんが、ヤフオクででも見つけたら購入されることをオススメします。これはベストで僕の持ってるのはThe Singlesってので若干内容違うようですが、だいたいがかぶってます。
6/13(水)
41AKMC1HSVL._SS500_[1] Monsoon Featuring Sheila Chandra (amazon)
エスノて、、胡散臭〜と思うかもしれませんが、これはかなりの良作です!結構POPだし。これを聴いてまた色んなアイデアが浮かんだ。
しかし近年のスピリチュアル指向(これ言わないほうがいいよとよく止められます(笑))で再びコクトーツインズとかNEW WAVEのサイケ/ゴシックぽいものいいなーというのはありましたが、こういう方向もあるとはね。

今日はひさびさに知り合いのデザイナー大嶋君と会って、今後のこと等色々相談事をしてました。一気に考えが広がって良かった。僕の最新の音源(まだほとんど友達にも聴かせてません)やMISSWONDAの2nd用のdemoなんかを持って行ったんですが、それも気に入ってもらえて良かったです。
しかし関係無いけど、このサイト、safariで見たら崩れてて全然ダメですね。。firefoxとかはどうなんだろうか。ホントこういうの素人でやってると嫌んなります。これインディーくらいの周りの自分達でホームページ作ってる人は確認しきれてるんだろうか。ここもやはりブログ化したほうがいい気するし、そろそろリニューアルしなきゃならんかなぁ、今の段階では半端な時期なんですが。。

Cocteau Twins/Iceblink Luck

何か最近いつの間にコクトーツインズコクトーツインズ言ってたので。これからしばらくMISSWONDAのルーツとも言えるNEW WAVEを紹介していきます。僕的には色々回って改めて今一番好きな感覚かもしれない。コクトーツインズいっぱい映像上がってますね。コレとかコレとかコレも名曲。
6/12(火)
icicle works/birds fly (whisper to a scream)

NEW WAVE再調査はいよいよネオサイケに突入。ってほとんど普通にギターロックでした。んー、今から改めて買うものは一番無いとこかもしれん。コクトーツインズみたいな妖しい美感があるもの期待してたんだけど、ああいうのはあんまし無いもんですね。ゴシック・ポジティヴパンクって別枠であるのでそっちに期待、か。icicle worksのこの曲もサイケ感はあまり無く(あるとしたらギターの音作りくらいか(笑))青春系ギターロックです。典型的なギタポ枠内。
そうそう僕がこの辺調べてるUK NEW WAVEって本の中のライターの1人に中野ブロードウェイでメカノってお店(ウチのCDも取り扱ってくれてます、ありがとうございます)やってる中野さんがいました。おーって感じでした。さすが詳しい。

The Dynamic Duo/In The Pocket (CISCO)
Nu Groove再発(リミックス復刻)レーベルTu-Rongより。オリジナル知りませんが最高です。やはりこの感じ好き過ぎる。

あとお知らせ マックがKOGAさんのカバーコンピにツェッペリンのカバーで参加、とのことで詳細はKOGAさんとこではどこか見つかりませんでしたがマックのとこによく書かれてます。これはどういう枠なんでしょうかね、ツェッペリンだからオールドなやつのみか、と思ったら90年代までのバンドも多いので大枠でロックって感じでしょうか。
6/10(日)
001[1]G.rina/サーカスの娘 (HMV)
結構前の作品ですが最近改めて気になったので買ってみました。なかなか面白いです。やっぱ宅録的なのは良いですね〜。この人おれと同じ歳だ。RUB-A-DUB MARKETってレゲエバンド(?)に参加してる恋のファンデーション(iTunes)ってトラックもなかなか良かったです。
ちなみに前から知ってて改めて気になったキッカケってのはmyspaceなんですが、最近より一層使ってます。自分の好きなタイプの音楽をもっとより明確に見つけられるように検索システムがもっと発展したらいいのにな、と思ってますが。例えばアーティストのフレンドがダブってる人なんて絶対音楽性近いわけで、その重なり具合で検索出来たら面白いのにな、とか。そういうの出来ないんでしょかね。でも結構フレンド申請来る人見るとTOPに持ってきてるアーティストがかぶってたり、そういうので伝って来てる人多そうなんですけど、何せ有名なアーティストのフレンド数ってハンパないから、あんな数の中からどうやって選んでるのかな、とか思ったり。うまい探り方あるんでしょかね、まだよくわかってません。とりあえず今後の可能性に期待。

Musical Youth - Pass the Dutchie

ジャクソン5みたい!なレゲエ。楽し気。初めて聴いたはずなのに頭のセリフを聴いたことある気がするのは気のせいでしょうか。これも何かのネタになってたのかも。

Ame/Excelsior (iTunes)
6/7(木)
115[1] Brian Eno & David Byrne/My Life in the Bush of Ghosts (amazon)
これホントかっこいいです。いやまいった。正直僕あんましイーノ通って無くて、友達にたまに聴かせてもらっても、ふーんってくらいで。U2のプロデュースしてたアルバムは好きだったかな、くらいの感じで。デビッドバーンもよく知らなかったし。ってなるともう特にチェックする機会も無く、名盤があっても見逃すわけですが、探ってみるもんですな。これで81年作だもん、すごいよ、全然古くない。ジャケも含め最高にスバラシイ作品です。また自分の中の名盤カタログが1つ増えた。

Tugg/The System
テクノやハウスの12"はあんましコメントすること無いので今後コメント無しで(笑)。でも紹介してるのはどれも間違い無くかっこいいです。

Mark Stewart - Hypontised

これまた激ヤバい。Mark Stewart試聴してみた所+Mafiaのも含めどれもかなりヤバいんですが、まだ買えてません。チェックするもの多くてまだ追い付かず。でも後で必ず買います。相当凄いと予測。
6/3(日)
jacket_m[1]Beyonce/B'DAY (sonymusic) (amazon)
スペシャルエディションみたいなの出てましたが、これは元のやつ。たしかニューヒップホップソウルとか書かれてた。R&B、チェックがかなり飛び飛びなのでハッキリしたことは言えませんが、やはりそんなに変わってはいない気がしますが、とりあえず初期のTLCからももう15年も経ったんだなぁ(売れたcrazysexycoolからも13年とか)と言うことで早いなぁと。とりあえずそんなことは置いといて、これは2000年代の無骨で硬質なHip Hop的リズムキットの感じとPOPな要素あれこれ組み合わせの質感が最高に好きです(勿論女性アーティストってことも含めたバランス)。この鳴りの感じはいいなぁホント。自分の中に持つデフォルトの感覚の質感から外れている違和感が気持ち良い場合とそうじゃない場合があるんだけど、これは完全に前者。特に後半6、8、9辺りのリズムの感じホント好きです。808タタタタ・・・みたいな、ちょっと笑っちゃうような感じ、コンプ感も含め、クセになります。この感じ、こないだネプチューンズのファレルウィリアムスのソロ聴いた辺りからかなり目覚めた。

そんな感じで昨日はひさびさに知り合いのKSKYちゃんにROMZ5周年のイベント誘ってもらったので行ってきました。やっとサイケアウツ・ゴースト見れました。やっぱ凄かった。ホント神ですな。世の中凄い人がいるものです。

Linton Kwesi Johnson

NEW WAVE再調査も遂にレゲエに突入。レゲエといっても80s UK NEW WAVEしてます。
6/1(金)
item256442p1[1]Milton Jackson/Cycles (CISCO)
両サイドともとても好きです。シンプルですがとてもセンスの良いハウスです。こんな感じでフロア向けのアナログ12"も月に3〜5枚くらいは買ってる。全然DJに追い付くレベルじゃないですけど、自分にとってはそれくらいでいいのかな、と。POPSやる人間が好きで寄ってるバランスとしては丁度良い感じになってきた気がします。関係ないけど、こないだCompost Black Labelのコンピ紹介した時エレクトロニックなヒップホップって感じで書いてたの、よく考えたらヒップ・ハウスとか言うみたいですね。BEATはハウスやテクノの感じですからね、でRapが乗ってって感じで。意外と聴いてなかったけど面白い組み合わせですよね。compostのBEN MONOってアーティストもそんな感じですごいかっこいいです。myspaceでぜひ試聴を。今度アルバム出るらしいです。絶対買う。

4526180011156[1]CHERRYBOY FUNCTION/SOMETHING ELECTRONIC (JET SET) (amazon)
今日本のインディーズで一番興味のある(個人的に大ファン)シーンというか、1ヶ月くらい前にコンピを買ってめちゃめちゃハマっていた永田一直氏のレーベルExT(コンピの時とレーベル名は変わってます、ExT RECORDINGSはDE DE MOUSEが第一弾リリース)からすごく楽しみにしていたCHERRYBOY FUNCTIONのアルバム。なんか改めてセンスとかそういうものを感じる感覚を大事にしたいなぁ、とこれを聴いて深く思いましたよ。さっき買ってきてまだ今聴いてる段階なんですが。今ってやっぱ”それなり”のものが多過ぎる気がしていて、それなりにPOPだったり、それなりにクオリティ高かったり、みたいな。で、結局センスいいってどんなことだっけ?みたいな、ホントにセンスいいなぁ!ってモノを聴いてないとそんなことすらわからなくなっちゃいそうな気するんですよね。そんな中でこのアルバムはセンスってものを正しく感じられる作品として大推薦出来るアルバム。自分としては、このセンスがわかる耳を持てて良かった、って感じです。自分も造り手としてセンスの良いものを早くカタチにしていきたいですね。僕は僕なりにPOPの側から見たその他面白いものとのバランスを、作りながら研究中。やっと自分のものになってきました。話しそれましたが、CHERRYBOY FUNCTIONの権田山氏も参加するTraks Boys(こちらもかなり近いセンスのサウンド)も今年アルバムリリースするらしく、かなり楽しみにしてます。あとバウンスのインタビューも面白いというか興味深かった。普遍的かつ今を伝えるってスタンスも非常に共感出来ます。素晴らしい。

Rezillos - Destination Venus

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